今日も元気に青学男子テニス部は活動しています。             強化合宿         「ちょっ…何よ、コレ?」 「何って…スケジュール表?」 「そんなの見りゃわかるのよ!!私が言ってるのはその…」 「無理な練習の内容よ!!」 私は出雲 日雀。 朝からご立腹です。     「日雀先輩…どうしたんスか」 「リョーマちゃん…見てコノ練習表!!」 「ん……普通じゃないスか」 「アホ――!付き合ってるこっちはしんどいんじゃ――!!」 マネージャーの仕事は意外に体力がいる。 ファイルの整理とか記録とか部員への気配り(サービス/笑)とか? とにかく疲れる。普段でも疲れるのよ? それなのに…それなのに…… 強化合宿でいつもの倍以上って何よ!!!       「初めて部長へ反抗したいと思ったわ…」 「日雀ちゃんどうしたの?」 「不二先輩…ちょっと部長に反抗意識を持ちまして…」 「そうなの?何で?」 「強化合宿だからって…このメニュー…」 「“強化”だからね」 「大石副部長…そぉなんですけどね…」 「何だ?また日雀文句言ってるのか?いけねーな、いけねーよ」 「桃君…だって仕方無いじゃん…」 「はよ―っス…何話してるんスか…」 「海堂君…おはよ。いや、ちょっと今日のメニューについてね…」 部員の皆が登校してくる。 薫ちゃんも来たし、話がややこしくなってきたな…     「集合!」 あ。部長から集合が… 今日も頑張るか!!         …無理でした(涙; 「出雲さん大丈夫?」 「平気です…すいません…いてて」 「全く、何で転けるのかにゃ〜…」 「……///はは」 は…恥ずかしい… 洗濯物運んでて転けるって…私だけなんじゃ無いの??!   「はい!これで良し!!」 「すいません河村先輩、菊丸先輩…」 「良い良い」 「そ。日雀ちゃんが無事ならね☆」 「うぅ…ありがとです…」 なんて良い人達でしょ… 私もこの恩に報いる為に頑張らせてもらいます!!     「出雲。大丈夫か?」 「部長…なんとか平気です。すいません」 「どうする?休んでおくか?」 「いえ、大丈夫なので仕事に戻ります」 さっさと仕事を終わらせなきゃ。 只でさえマネの人数少ないんだし、その割には仕事多いんだし。 じゃぁもってマネ増やせば良いのに… きっと一杯人来るよね。 レギュラー目当てに。 やだやだミーハー女って=3     「ね、先輩」 「ん?何リョーマちゃん?」 「飲み物何か無いの?」 「あ…ちょっと待ってて。…ハイ」 「サンキュ」 お疲れ様、と言ってペットボトルを渡す。 自分の仕事が一杯一杯で忘れてたけど、ひょっとして今は休憩?   「日雀―俺も!」 「僕も欲しいな」 「俺も俺も―♪♪」 レギュラーの人が一斉に来る。 まぁ他の人の倍も練習してたら疲れるよね〜… タオルタオルっと。 「はい。ドリンクとタオルです」 「有難う」 「どういたしまして」 副部長が相変わらず爽やかな笑みを浮かべて話しかけてきた。 だから私も密かに対抗して爽やかな笑みで返してみた。 ……私には似合わないかも。(自己嫌悪     「レギュラー集合!!」 「うっわ。休憩終わるの早いって〜」 「英二、そんなに文句言わない」 「行くっスよ…」 「皆さん頑張って下さい〜〜☆」 またハードな練習の開始か…… お疲れ様だなァ…       「日雀」 「あ、何ですか?竜崎先生」 「今から会議があるからその間にレギュラーを走らせてタイムを計っておいてくれ」 「はぁい。わっかりました〜!!」 面倒だけど…コレもマネの仕事だし、先生から頼まれたんだし。 いっちょやりますか!! 「じゃ行きますよ…よーい、ドン!」 「何なんだその掛け声は――!!」 「日雀ちゃんらしいね」 (((((((((可愛い…vvv))))))))) 普通じゃん…… きっといつもは乾先輩が『よーいスタート』っていうから… 『ドン』が聞き慣れてないだけじゃん!! きっとそうだ。そういうことにしとこ…       「うわぉ…皆さん同着ですね…」 「バテた――!!」 「今日ペース速かったっスよね」 「速かったな、速かったよ」 「皆さんお疲れ様です〜ハイ、タオルです」   ズッキュ――ン (レギュラー一同)   「有難う」 「出雲さんっていつも気が利くよね」 「え―そんな事無いですよぉ!」 何を思って私は誉められてるんだ…? まぁ何だって良いや。興味なし!!(酷 とりあえず今は仕事なのよ〜〜☆         「お疲れ様――」 な…何とか今日のハードスケジュールをこなしましたわ!!(誰 自分、お疲れ様。(ぉぃ     「♪♪♪」 「日雀ちゃん機嫌良いね」 「本当!何歌ってるの〜?」 「不二先輩、菊丸先輩…聞こえてました?」 「うん」 「バッチリね☆」 はわわ…恥ずかしい/// 聞かれてた?!マジで??!! 「あははは…」 笑ってごまかしちゃえ!!     「日雀先輩」 「ん?リョーマちゃんか…何?」 「今日一緒に帰りません?」 「「「「「「??!!(レギュラー一同)」」」」」」 「良いよ〜♪帰ろっか☆」 リョーマちゃんに頼られるなんて…(違 私の人生の中であるかないかだね!!     「ずるい――俺も一緒に帰る!!」 「越前抜け駆けはいけねぇな、いけねぇよ」 「越前…一杯いくか?」 「フシュ―」 「くす。越前も隅に置けないね」 「バ―ニング!」 「ちょ…皆…;」   うわ!恐!!! 一体何が起こったんだ?! 何でレギュラーの皆さんが集まるの?! あ、ひょっとして今からバーベキュー大会? ってそんな事あるか!!! ……一人ツッコミほど寂しい物は無いよね…       「何をしている」 「手塚」 「ちょっとね…」 「?」 部長が来ればもう安心だよね!ホッ。     「さっさと帰るぞ」 「ハ―イ」 「帰ろうか、日雀先輩」 「ん?あぁ、そうだね」 「だからズルいっておチビ――!」 「そうだね」 「……」   「あ、じゃぁ皆さん一緒に…ね?」   これ以上帰るの遅くなったら困るし。 皆で帰れば…日雀ちゃん頭良い!!       「そうだね、帰ろっか」 「ハイ!」       今日の練習、お疲れ様です♪       end?

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